こんにちは、こばやしよしのり @yoshiii514 です。
- 初心者です。iPhoneアプリを開発するための勉強に良い本や勉強方法を教えてほしい
こういった質問に答えます。
これからiPhoneアプリを作りたい人や、アプリ開発を初めたい人向けの記事です。
【目 次】
自己紹介と本記事で伝えたいこと
僕は、iPhoneアプリ開発の本を出版していて、2016年から毎年1冊を執筆しています。
本を書くときは、すでに出版されている本をすべて調査し、実際の読者にもヒアリングをおこない構成を考えて作ります。
本の読者からの問い合わせも受付けているために、初心者の人がどんなところで躓いているのかよく理解しています。
また、僕はエンジニア歴が20年ぐらいあります。学習したプログラミング言語は、C・COBOL・Visual Basic・JAVA・PHP・Ruby・JavaScript・Swiftなど、たくさん勉強しましたので、その経験をもとに効果的な勉強方法もお伝えしようと思います。
結論:初心者におすすめできる iPhone アプリ開発の本
たった2日でマスターするiPhoneアプリ開発集中講座 Xcode13対応、SwiftUI完全対応版
「たった2日でマスターするiPhoneアプリ開発集中講座」は、私達が執筆している本で、本の概要は 公式サポートページ で確認することができます。学習中に困ったことがあれば、メール問い合わせにて対応しています。
まずは、この本を繰り返し学習します。
Xcode13対応の本書(青本)は、SwiftUIに対応しています。
転職を目指す人は、「Storybord」での学習も必要です。
iOSアプリ開発の画面は、従来のStorybordと新しいSwiftUIでの作り方にわかれます。
既存のアプリがたくさんあるために、Storybordはまだまだ使われています。転職活動ではStorybordでのアプリ開発も必要になります。
私達の本では1つ前の緑本(緑枠の本)が、Storybord(Xcode11)に対応しています。
公式サポートページも用意していますので、ご確認ください。
たった2日でマスターできる iPhoneアプリ開発集中講座 Xcode 11/Swift 5対応 StoryBord対応
Swift実践入門
次におすすめする「Swift実践入門」は、実践で使うための入門書です。難しいですが、理解できるところから学習するといいです。
「詳解 Swift」と文法解説が被る部分もありますが、コンパクトに文法が学べて、なおかつ実践で必要になる「同期・非同期」「イベント」「ユニットテスト」も学習できます。
基本情報技術者試験の学習
余力がある人は基本情報技術者試験の学習もオススメします。アプリ開発ではキューやスレッドといったコンピュータ基礎の知識も必要になります。その基礎をもっとも効率的に学習できるのが資格試験です。次の本がとてもわかりやすいです。
本を活用して、iPhoneアプリ開発を学習するコツは、3つあります。
- 勉強する前には、必ずXcodeのバージョンを確認する
- Xcodeの使い方に慣れることが重要!Swift文法はその次
- もっとも効果が高い勉強法は、同じ本を3回繰り返し学習すること
1つずつ解説をします。
勉強する前には、必ずXcodeのバージョンを確認する
私達の本の問い合わせで、もっとも多いのが「自分のMacのXcodeのバージョンと勉強したい教材のXocdeのバージョンが一致していない!」ために起こる問題です。
バージョンが一致していないと、エラーが頻発したり、本の手順ではできないことが起こります。
先日に、次のツィートをしました。
#iPhoneアプリ開発 を #本 で学ぶときは、書籍と自分のMacの #Xcode のバージョンは必ず確認しましょう🌟
✅Xcode11 と Xcode10 では異なるため使えません🆖
✅Xcode10.1 と Xcode10.3 の差であれば使えます👌
✅1年以上前に出版された本は特に注意が必要です。— よっしー📖iPhoneアプリ開発集中講座 書いた (@yoshiii514) October 18, 2019
Xcodeは、毎年9月頃にXcode11からXcode12のように、大きく変更され、バージョンアップします。その後に本が 1ヶ月、2ヶ月遅れで出版されます。また、本を購入したが、その直後に Xcodeバージョンアップして使えない、ということもありえます。
本とバージョンが異なる場合は、次の手順でバージョンを合わせます。
手順1.MacのXcodeのバージョンを確認する
Xcdoe を起動してバージョンを確認します。
手順2.バージョンが異なるときは、Xcodeをアンインストール(削除)
MacのXcodeのバージョンが異なるときはアンインストールします。
手順3.Xcodeのバージョンを指定してインストール
Xcodeのバージョンを指定してインストールするには、Apple Developerからダウンロードする必要があります。Apple Developerへログインして、本と同じバージョンを探してダウンロードします。
Xcodeの使い方になれることが重要!Swift文法はその次
iPhoneアプリ開発では、Xcodeでアプリ画面(レイアウト)を作って、Swift言語(プログラミング)で動きを書くことで、1つのアプリが作れます。
そのために、学習の山場もXcodeでの画面作成と、Swift言語での動作記述の2つあります。
私達の「たった2日でマスターするiPhoneアプリ開発集中講座」では、画面に赤の枠線や矢印、テキストを入れつつ解説していますので、よりわかりやすくなっています。
もっとも効果が高い勉強法は、同じ本を3回繰り返し学習すること
初めてのときは、1冊の本をじっくりと繰り返す学習する方法が良いです。同じ本を3回学習すると効果的ですが、目的をもって3回学習すると、なお効果が高いです。
各回での学習ポイントを記載します。
1回目の学習ですること
本を順番に勉強します。
大きい付箋を用意して、メモやエラーの箇所を書いたり、自分の感想「難しい!」「よくわからん!」「ここ重要!」など書いておくと、さらに良いです。
ポストイット 付箋 超徳用 ノート キューブ パステルカラー 75×75mm 450枚×1パッド CP-33SE
2回目の学習ですること
1回目の学習できたことを復習しつつ、上手く出来なかったところの原因を調査しながら学習がすすみます。
調査方法は、定番ですが Googleで検索したり、YouTubeで探すと良いです。
英語で検索できると情報量がアップします。翻訳機能が便利なので、英語ページでも翻訳すればだいたい理解できます。
私達の「たった2日でマスターするiPhoneアプリ開発集中講座」に関しては、問い合わせ窓口を用意していますので、そちらにお問い合わせ頂いても大丈夫です。
3回目の学習ですること
3回目では、よくわからないところだけ、集中的に調べて学習します。
このぐらいになると、Xcodeの操作にも慣れてきて、学習がどんどん進むと思います。
本を作っている私達も、どの技術カテゴリがよく使われるのかを調査した上で、本の構成に落とし込みます。ですので、iPhoneアプリ開発本は、繰り返し学習して、まるごと1冊覚えるぐらいが良いと思います。
このあとは、Swift言語をより学ぶために Swift言語に特化した本で学習します。
iPhoneアプリ開発学習でのおすすめ動画(Udemy)
さきほどまで本を紹介しましたが、次は動画も紹介します。
僕の経験から、短期で学習するのであれば本のほうが効率的です。
ですが、音声と動く映像で学習したほうがわかりやすいのも確かです。
iOS & Swift – The Complete iOS App Development Bootcamp
iOS & Swift – The Complete iOS App Development Bootcamp
おすすめするのは、「Dr. Angela Yu」さんの講座ただ1つのみです。
日本語でのアプリ開発講座もありますが、時間が短く、本と比較しても見劣りします。日本語の講座を購入するぐらいであれば、本で学習したほうがいいです。ですが、英語圏でヒットしている講座はレベルが違いますね。
本講座は英語ですが、プログラミングも英語であるため、聞きながらコードを入力することで理解できます。また、途中のイラストや図解もわかりやすいです。
収録時間が約60時間もあり、これ1本で基礎から応用まで学習できます。もう、この講座をしっかり学習すれば十分です!
Udemyはすごく安く購入できるセールス時期があります。定価が24,000円でも、セールス時期では2,500円前後で購入できます。ぜひ、チェックしてみてください。
中級者を目指し、iOSアプリエンジニアとして転職を目指すために必要なもの
初級者から中級者にあがるには、チーム開発への耐性(知識)が必要です。
特に、iOSエンジニアとして転職する場合には、チーム開発で必要な次のことを知っておく必要があります。
・フレームワークの知識
・テストの知識
GitHubを活用したソース管理
GitHubは、エンジニアの職場では必須となるツールです。
GitHubは、プログラミング学習を始めたときから利用するクセをつけたほうがいいです。
最初は基本的な操作を覚えて、プログラムコードのバックアップとしてGitHubを使えばいいと思います。
初心者向けの本と、実践に使える本の2冊を紹介します。
設計パターン(フレームワーク)の知識
設計パターンはフレームワークとも言われ、MVC、MVP、MVVMなどが有名で、複数人で開発作業する際には必ず必要とされる知識です。
経験はなくても、知識として知っておくだけでも働きやすくなります。
「iOSアプリ設計パターン入門」という書籍がおすすめです。現場でよく使われている設計パターンがわかりやすく解説されています。
テストの知識
チーム開発をすると、プログラムコードが多くなるために、テストを効率的にするための知識が必要になります。
個人アプリのテストから、チーム開発をするときのテストの方法も学習しておくといいです。
「iOSテスト全書」という書籍がおすすめです。現場でよく使われているテスト方法がわかりやすく解説されています。
まとめ:まずはXcodeの使い方を学習、本は3回学習!
Xcodeの使い方とSwift基礎を学習するならこの本です。まずはこの本を繰り返し学習します。
「たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座」公式サポートページ
初心者からSwift言語を学ぶならこの本ですね。分厚い本なので、辞書的に学習するといいです。
最初はパラパラめくりながら学習して、2回目で気になる箇所をじっくりと学習する方法もおすすめです。
コンピュータ基礎を学ぶなら基本情報技術者です。プログラミングを理解するには基礎学力が必要になります。基本情報技術者試験は学習するだけでも、価値のある資格です。
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