AWS(Amazon Linux)へ rbenv と ruby-build を使って、Ruby + Ruby on Rails をインストールしよう!|Webサービスを開発しよう!STEP9 #aws #ruby #rails

AWS(Amazon Linux)へ rbenv と ruby-build を使って、Ruby + Ruby on Rails のインストールをしよう!|Webサービスを開発しよう!STEP9 #aws #ruby #rails

今回は、前回までにAWSで構築したAmazon Linux(AMI)に、RubyとRailsのインストールを行ってみます。
「rbenv」 + 「ruby-build」を利用してインストールします。
「rbenv」は、ディレクトリ毎に簡単に、rubyのバージョンを指定したり切り替えたりできるツールで「ruby-build」は「rbenv」のプラグインとしてインストールを行い、rubyをビルドするツールです。

では、早速、実行していきます。

1.「Git」最新版にアップデート

Gitが、インストールされているか確認してみると、少し古いバージョンがインストールされています。

$ git --version
git version 2.1.0

なので、最新版にアップデートします。

$ sudo yum remove git
$ yum install curl-devel expat-devel gettext-devel perl-ExtUtils-MakeMaker
$ wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.5.2.tar.gz
$ tar -zxf git-2.5.2.tar.gz
$ cd git-2.5.2
$ sudo make prefix=/usr/local all
$ sudo make prefix=/usr/local install
$ git --version
git version 2.5.2

できました!

2.Ruby インストールに必要なパッケージをインストール

rootアカウントに切り替えます。

su -

パッケージをインストールします。

yum -y install gcc-c++ glibc-headers openssl-devel readline libyaml-devel readline-devel zlib zlib-devel libffi-devel libxml2 libxslt libxml2-devel libxslt-devel sqlite-devel

3.rbenvインストール

$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git /opt/rbenv
$ echo 'export RBENV_ROOT="/opt/rbenv"' >> /etc/profile.d/rbenv.sh
$ echo 'export PATH="${RBENV_ROOT}/bin:${PATH}"' >> /etc/profile.d/rbenv.sh
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> /etc/profile.d/rbenv.sh

4.「ruby-build」インストール

$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git /opt/rbenv/plugins/ruby-build

5.「rbenv」アカウント追加

今後、Capistranoで自動デプロイを構築したいので、「rbenv」アカウントを追加しておきます。
「rbenv」グループに、ひとまず、自分のアカウントを追加しておきます。

$ sudo adduser rbenv
$ sudo gpasswd -a kanako rbenv 

追加されているか確認します。

cat /etc/passwd
cat /etc/group

先ほどインストールした、「rbenv」のパーミッションを変更します。

$ sudo chown -R rbenv:rbenv /opt/rbenv
$ sudo chmod -R 775 /opt/rbenv
$ ll /opt/
合計 8
drwxr-xr-x  5 root  root  4096  8月 18 17:54 aws
drwxrwxr-x 10 rbenv rbenv 4096  9月 20 06:10 rbenv

5.Rubyインストール

ここで、3の手順で作成した「/etc/profile.d」の環境変数を読み込むためSSHを再接続しておきます。
「/etc/profile.d」配下のシェルは、各ユーザがログインすると自分の環境設定に何も記述していなくても、反映されます。

インストールするバージョンを確認します。

$ rbenv install -l

インストール

$ rbenv install 2.2.3
$ rbenv rehash
$ rbenv global 2.2.3

インストールした環境とバージョンを確認

$ env | grep RBENV
$ rbenv --version
$ ruby -v

6.Railsインストール

$ gem update --system
$ gem install nokogiri -- --use-system-libraries
$ gem install --no-ri --no-rdoc rails
$ gem install bundler
$ rbenv rehash

インストールしたRailsのバージョンを確認します。

$ rails -v
Rails 4.2.4

今回は、これでおしまいです。
次回から、ローカル開発環境(Mac)で、Railsプロジェクトの作成に入りたいと思います。
Macにも、この手順と同様に「rbenv + ruby-build」で、RubyとRailsをインストールする必要があります。

前回の記事は、「EC2インスタンスに、Moshで接続しよう!」

次の記事は、「Railsプロジェクトを作成しよう!」


Ruby on Rails が学べるオンライン講座

オンライン講座なら、好きな場所で好きな時間に学習できます。Ruby on Rails も学ぶことができるので、ぜひ、活用しましょう。

Udemy(ユーデミー)

オンライン動画学習サイトで、Ruby on Rails講座やRuby講座もあります。頻繁に講座のバーゲンセールスが実施されているので、価格をチェックしましょう!一度、購入した動画は繰り返し使えますので何度でも学習可!
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy


CodeCamp(コードキャンプ)

現役のRubyエンジニアによる個別指導で、Webサイト制作を基礎から習得できます。無料体験レッスンが受講できるので、気軽に受講体験ができます。
Ruby と Ruby on Railsマスターコース